2016.4.24  第6回「子どもの見る目を肥やすセミナー」

 

テーマ「ガマンは人生を制する?!我慢する工夫をする子どもたち」

 

このセミナーは10回シリーズで今回はその第6回目、過去5回のテーマは
1回目「育ちの根っこを見るススメ」というテーマで、就学前の子どもたちの「褒めどころ」について
2回目「学力に飛び級はあっても、心の育ちに飛び級はない」という心の中のタンクのお話。
3回目「幼児期に本当に伸ばしたいものは『見えにくい』もの 」
4回目「いまどきのシンデレラの靴」なぜ?幸せなのにやる気がしない今どきの大学生事情(その1)
5回目「心の襞(ひだ)」 ~今どきの大学生事情(その2)~ 子どもの育ちについて広くお話してきました。

 

6回目からは、生きる力の根っこ一つひとつについてお話していきます。
第6回目は「自己抑制力」がキーワード。 スタンフォード大学の心理学者ウォーター・ミシェルが実施した 子ども時代の自己抑制力と将来の社会的成果の関連性を調査したマシュマロテスト(※)も 例に取り上げました。

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※マシュマロテスト

気が散るようなものは何もない部屋に、机と椅子だけがあり 机の上に、お皿に乗ったマシュマロが1個ある。 実験者が子どもに「このマシュマロは食べてもいいけど、私が戻ってくるまでの15分間 食べずに我慢していたら、マシュマロをもう1個あげる。食べてしまったらふたつ目は、なしだよ。」 と言って部屋を出る。さて、子どもはどうするか。

 

マシュマロを見えないところに隠したり マシュマロから気をそらすよう、ほかのことをして気を紛らわせたり マシュマロを撫でたり、匂いを嗅いだり 自分でいろいろと我慢する工夫をしました。
したいことを我慢して、しなければならないことを優先させなければならない時もあること さまざまな「思うようにならないこと」に対して、 どのように自分の気持ちに折り合いをつけていくかということ。 それを、ただ根性論で我慢を強いるのではなく、この我慢をどうやって乗り越えるか、 親も子も、ストレスレベルを低くして、「ちょっとだけ」を積み重ねることが大切ですね。 そのさじ加減が難しいところですが…。

 

次回は 6月26日(日) 10:15~11:30 クローバープラザ 505研修室(東棟5F)
テーマ:「子どものやる気スイッチは2つある?!」

約1時間のセミナーの後に、参加者のみなさんと座談会の時間を設けます。
子育てのお悩みやご相談の他、園での活動についてなどお話ください。 (内容によっては後日の返答になる場合等もございます。)

参加費
・継続 600円/回( 5回分=3,000円先払い)

・単発 1000円
・託児 300円/お子様1人につき※要予約
・プレゼント:子育て豆本「hapihoのMamezine」1冊

対象
・子育て・保育・教育に関心のある18歳以上の方

【お申込み・お問い合わせ】
Studio音花~Ohana 
諸岡あや子
メール:aya.moro0221@gmail.com